さよなら列車のつづき

前の記事のつづきです。

 

珍しい列車のラストランがわかった翌日に、めったにない機会だし見にでかける事にしました。

 

出かける前日、一般的に鉄道ファンが多くいるイメージだったので、出かけても人でごった返していたらうまく写真が撮れないかなと不安に思ってました。

ですが、家を出る時になんとなく大丈夫な気がしていました。

 

列車到着のだいたい30分前に着くように出て、ぴったりの時間帯に駅に着きました。

 

着くとやっぱりそんなに人がいなくて、ああ大丈夫だったと思いました。

改札口で入場券を買って列車が着くホームを聞きました。

ホームでも駅員さんに、おおよそどの辺でとまるかを尋ねて待つ事にしました。

 

待っている間、なんだかわくわくしてようやく鉄道ファンの気持ちがわかりました。

 

今回の列車を調べてると、いろんな所を長きにわたって走りずっと働き続けてきたんだと改めて思いました。

私の住んでいる地方でも人口減少の過疎地は廃線が相次いでいます。

鉄道に関しては寂しいニュースが多い割に、今まで関心が薄かったとも思いました。

子供時代から成人にかけて家に車はありましたが、それでも鉄道は何かと利用したものです。

当時、住んでいる田舎から大きな町へ一人で行く時などよく乗りました。

そんな思い出も蘇りました。

 

待っていると待望の列車がきて写真を撮りました。

その頃には列車を待つ人が増えていていましたが、さして混乱もなかったです。

待つ場所も良かったです。

 

 

撮ってから走っている列車が見れる別のポイントまで駅を出て移動しました。

そこにも列車を待っている人がいました。

走る列車を撮ってみましたが、なんとも難しい事!

 

綺麗に走っている列車を撮る鉄道ファンはすごいなと思いました。

 

あとで気づいたのですが、私の腕ではスマホの撮影だとやっぱり停まってる列車を撮るのがせいぜいだったんだという事です。

だから列車を写すのはこの日だったと思いました。

そして出来事が昨日から今日へ続いていたとも思いました。

 

それ以前にこの列車の事を気づいてくれた主人には、とにもかくにも感謝でした。

 

鉄ちゃんと言われる鉄道ファンの方々の気持ちになれたのも私にとっては初めての経験でした。

列車の先頭についているマークをヘッドマークというのだと知りました。

古い列車のヘッドマーク、いいですよね。

哀愁があります。

また鉄道ファンの方を見ていると列車の連結部分を撮られてる方もいて、なんというか奥深さを感じました。

車両の外側もそうですが、車内の窓や吊り革、荷物棚などきっと何から何までその列車の個性があってファンを魅了しているのだなと思いました。

 

にわかですごく浅い経験でしたがとても面白く楽しかったです。

思い出の列車、ラストランという希少なタイミングに出会えて良かったです。

列車に対しては、お疲れさま、ありがとうという気持ちになりました。